ツエーゲン2019総括

毎年一回はツエのことをちゃんと書くマンだよ。

 

まずは最高勝ち点、やったぜ

この小見出し去年も書いたな。毎年書きたい。

今年のツエの成績は、

15勝16分11敗 58得点 46失点 得失点差12 勝点61

という過去最高のものでした。

ちなみにこれまでの過去最高だった去年が

14勝13分15敗 52得点 48失点 得失点差4 勝点55

だったので、過去最高から守備力を落とさず、

かつ得点力は上げられたというヤンツーさんの有限実行さが見えるわけです。

9人が4ゴール以上を上げているチームってのはかなり異常で、

つまりそれだけチームが緻密に作り込まれている証です。

勝利数はさほど上がらなかったわりに過去最高勝ち点なので、

ざっくりいうと「負けてた試合を負けなくなった」というのが今年だったと思います。

ただ、16分というのは下位の町田・栃木と並んでJ2のドロー王タイ。

来季のOKRを立てるならば、

Oが「引き分けを勝ち切る」、

KRが「守備の質を落とさない」「得点力を上げる」といった感じでしょう。

去年と一緒やんけ。つまり課題が明確なことほど恵まれていることはない。

実際オイツカレーゲン・ヒキハナセネーゲンはもう見たくないんじゃ。

そのために安原ではもう練習を始めてるだろうし(といってもやることは今年とさほど変えなくてよさそう)、フロントはリストアップした選手の調整に動いているのでしょう。

勝ち切る、というのが具体的に何勝を目標とするのかは出陣式を待つとして、

死ぬ気で応援するくらいしかやることがないお気楽なサポの放言としては、

数年内に勝ち点80取れるチームを見てみたい。

それには歴代最高の今からさらに19の勝ち点上乗せが必要ですが、

2016年の勝ち点が39だったことに鑑みれば、

そこから3年で22積んでおるという事実が立派な証左じゃねーかと考えます。

(幸いにも勝ち点を取る難易度は二次関数的ではなく一時直線的なものです。)

ヤンツーさんは4年目が勝負だということは過去のクラブの指導歴からも明らかですし、

来年はヤンツー政権の長期化を固めるためにも大事な年ですね。

来年結果を出して、ヤンツーさん初の「5年目のチーム」に金沢がなれればいい。

そしてヤンツーさんも名実ともに金沢のレジェンドとなるわけです。

 

目標の話だけをすればそりゃあ昇格したい。

「まだJ1は早い」などという生ぬるい日和った意見も時々見受けられますが、

僕は昇格に早すぎることなんてない派です。

よしんば早すぎてボコボコにされて1年で帰ろうが、

それはプラスがなくなるだけであって、

J1を肌で知ることにマイナスなんてない。

福岡や徳島や山形や甲府や松本や長崎をご覧なさい。

経験面でも集客面でも財政面でもすべてがプラス。さっさと上がれ。

なので、満を持して来年はPOを目標として掲げ、

少なくとも1桁順位、あわよくば今年のように夢を見させてもらって、

J1然としたゴール裏にどんどん近付いていきたい。

それがもはや他人ではない存在になっているクラブへの僕の愛です。

 

サポの知り合いがまた増えた

去年スタジアムで挨拶を交わす知り合いが爆発的に増えたのは能動的な誘引があったためなのですが、今年も同様のペースで色んな人と知り合えました。

知り合いを増やすには主としてtwitterやインスタで暴れるのと大きな旗を振るのが効果的なんじゃないかなと思います。

「スタジアムに行くと楽しい」、それが実現し続けたい僕の有り様ですから、

これはこのまま続けていきたいし、

みんなもっと初対面でタメ口でいいんで声かけてくれ。

礼儀はいるけど遠慮はいらん。

でも僕みたいな変なものに声かける時点で礼儀ある人なわけですし、

僕は人に挨拶するのと人から挨拶されるので気持ち良くなるタイプなんです。

Win-Winですね。

 

応援の質がちょっと変わった

去年はツエサポ関東支部をなんとなく形にできたことで満足があったわけですが、

今年は去年以上に若くて熱いエネルギーを肌で感じる年でした。

サポーターは特に意識して若い人が多くないといけない。

若いってのは具体的に何歳とかじゃなくて、

自分よりも年下が、という意味合いです。

年寄りからちっちゃい子までがスタジアムにいる景色が一番いいと思うんです。

でもほっとくと年寄りだけになる。

年寄りができることは段々とクラブに金を落とすことになっていくってのは既に実感として持ち始めております。

年寄りだけが跳ねてるゴール裏に襲ってくるのは何年後かの持病と保険金の増額だけです。

30年後に僕や僕より上の世代がメインのゴール裏とかやばいですよね。

チャントがお経になりそう。

今の小学生や10代や20代や30代の子たちが30年後に跳ねてられるために、

それをシームレスにやっていくために常に下の熱い世代が必要だなと感じます。

いいかお前ら、お前らが勝手に年を取るものだから、

必然的にほっといても年下の量は増大する。

今年20歳の子は年下が19年分いると思いますが、

来年になったら20年分いるわけです。

自分の年下は毎年1年分増える。

つまり若い子は毎年勝手に増えていくわけです。

その増えた分の若い子がスタジアムを楽しめなくちゃいけない。

そのためにできることを考え続けなくちゃいけない。

バモ力学で言うところのエントロピー増大の法則ってやつです。

僕は賢いので時々わけのわからないことを言います。

 

若い子が跳ねてバモって旗振って太鼓叩いてるゴール裏は、

膝に矢を受けた年寄りが安心してメインスタンドに行くためにもありがたいことです。

言うて僕もまだ若いんで当分跳ぶし旗振るけどな。膝痛いけど。

 

で、そんな中で自分と干支が一回り以上違う子たちが熱を持ってることを特にたくさん観測できた年だったんです。

もちろん彼ら・彼女らもこれまでもずっとバモってたんでしょうけど、

自分から近付いていかないと見えないことは多い。

人間死ぬまで一生勉強だな。勉強楽しい。

僕ら世代ができることは25年以上してきたサポ経験を下に伝えることで、

僕より若い人たちはその聞いた経験から取捨選択して良いものに組み立てて、

それをまた下の世代に…って洗練人生ループが楽しい。

ゴール裏も人生だ。

 

遠征の話します

我々普段金沢にいないツエサポは42試合全てがアウェーなわけです。

#ホーム遠征 ってハッシュをつける時に変なカタルシスがある。

生々しい話をすればホーム観戦に必要な経費は1試合あたり約3〜4万円。

金沢1試合見るのに琉球戦2回見にいけちゃう!不思議!

そんな中、過去最高勝ち点のチームに引っ張られるかのように遠征数も過去最高に。

いや僕が遠征したからチームはこんなに勝ったんだな。きっと。たぶん。そう。

今季の個人成績は25戦8勝8分9敗。ちょっとだけ負け越した。

2年前までずっと0勝5分10敗とかだったことを考えると幸せで死ぬ用意はある。

西部は11戦、アウェーが14戦。

西部は5勝4分2敗。

アウェーは3勝4分7敗。

西部がアウェーより勝ってたの生まれて初めてだよ。

去年のニッパツまで勝ったことがなかったのは本当に試練だった。

ただの試練。あれがあるから今は1勝がただただ嬉しい。

ヤンツーさんほんとありがとうやで。

 

パイフラとゲーフラ今年も作った

ゲーフラは途中で使わなくなってしまったけど。

パイフラは新作も最終戦に間に合ったし、

案もラフ段階まであるものがいくつかストックされてるので来年も作りそうだな。

新作も好評でよかった。

強いデザイナーの友人に最大の感謝を。

 

毛利について

正直書きたくない気持ちもあるんだけど書かなきゃいけない気持ちも強いので書く。

夏に彼は湘南に移籍した。

金沢からJ1に直接引き抜かれたのは初めてのことです。

それだけでも誇りを持てる。

あっちはまだシーズンが終わってないから詳しいことは書けないけど、

少なくとも彼は新天地で充実しているそうです。

あとは試合に出るだけなんだけど、J1ってそういうところだから、

それはあとは彼が頑張るだけでしょう。

コンディションだってその範疇だ。

※このエントリ公開してから知ったんですけど、毛利の怪我はもう公になってたんですね。

毛利は来年も金沢には、J2には帰ってこなくていい。絶対に。

自分で有意義だと認めた場所で、次の目標のためにずっと切磋琢磨してほしい。

チーム事情がちょっと複雑になってしもたから、

今オフの移籍だって当然選択肢でしょう。

だけどJ2には来てはいけない。

あるとすれば彼が金沢に戻るのではなくて、金沢がJ1に彼を迎えに行くんです。

でも海外だってまだ狙える年齢なんだから、

とにかく自己実現に一番正しい選択をしてくれている限り、

僕はどこにだって応援に行く。

それがいつかJ1でACL出場争いをしている金沢と重なれば最高だ。

 

彼が移籍した時点でゲーフラとホームユニはクローゼットにしまった。

後半戦は西部でアウェイユニ着てたり夏ユニ着てたりとご迷惑おかけしました。

個ユニ買うとその選手が移籍するジンクスはまだ切れてなかったので、

来年はまた12番のユニかな。

82番のユニにしたい気持ちも強いけど、

でも来年は上述の4年目の話もあるから、やっぱり12かな。

 

クラブの広報戦略について

こらもう手放しで褒め称えるしかないですよね。

ツヴァイ、egg、うんこ、コンセプトエンブレムとユニ、

タウンユース、その他あれもこれも全部楽しかったし素敵だった。

しかも身の丈にギリギリ合った規模で最大幸福を実現している。恐れ入る。

来年もずっと続けてほしい。僕らは第二の川崎になるんだ。

やっさんの「俺は!死なない!」はまじで感動した。ヒイロかよ。

 

キヨについて

書こうとしたんだけど、多分おそろしいくらいの長文になるし、

しかもその内容は全員が思ってることと一致するだろうからやめた。

とにかくキヨには今言えることは感謝だけ。

ありがとうキヨ。

終戦が全部キヨのメッセージだった。

ちゃんと受け取った。

 

北九州昇格

毎年九州が増えるぞ。昇格おめでとうございます。ミクスタ楽しみ。

 

最後、僕が毎年必ず確認するスタンス。

これは毎年同じことを書く。

僕が自分の愛するクラブに対してできる必要かつ十分はポジティブな応援をすること。

応援しているのが「会社としての組織に問題のないクラブなら」、

もし負けたとして、勝てなかったとして、

僕らサポーターはMAX取って「悔しい」で包括できる感情しか持ちえない。

それで自分や家族は路頭に迷わない。それしかできないっていう自分の特技を発揮する場を奪われることはない。ずっとこれだけやってきたんだという自負とアイデンティティを追放されることはない。

試合後のスタジアムで誰が一番負けの意味を分かっているか。

僕は勝ったときは喜びをもらえる・負けたときは喜びしか失わない大層な立場。

必死になっているクラブの人たちを只管に応援するのみっていうのが、

頼まれてもないのにエゴで好きで勝手にサポーターをしてる者としての僕の立場。

 

おしまい。